秦野 文化
公開日:2025.12.16
宮永岳彦の芸術
美術館で新企画展
宮永岳彦記念美術館(秦野市鶴巻北3の1の2)で12月13日から新企画展「宮永岳彦の芸術」が行われている。
「光と影の華麗なる世界」と称される美人画で知られる宮永岳彦(1919〜1987)。2度の兵役後、実家のある秦野へ戻り、松坂屋百貨店銀座店宣伝部に勤務しながら秦野市名古木のアトリエで15年間、創作活動を続けた宮永は、美人画にとどまらず、ポスター、雑誌の表紙、装丁、童画、水墨画など、幅広い分野の作品を制作している。
同展では、ポスターや表紙原画など、約85点を展示。多才な宮永が、並行して制作した様々な作風の作品を年代順に紹介している。洋画家である宮永が描いた「純粋芸術」から、グラフィックデザイナーとして手掛けた広告や出版物などの「商業美術」まで、どの分野の作品にも真摯に向き合い、「美しいものを描くことで社会の役に立ちたい」という願いを胸に作品を描き続けた宮永の芸術を楽しむことができる。
期間は2026年6月7日(日)まで。開館時間は午前10時から午後7時(入館6時30分)まで。月曜(祝日の場合は翌日)と12月28日〜1月2日は休館。観覧料一般300円、高校生以下・障害者手帳所持者とその介護者1人は無料。隣接する「弘法の里湯」利用者は200円で観覧できる。問い合わせは同館【電話】0463・78・9100へ。
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