小園自治会館（小園３９８の１）に今月８日、地域の高齢者交流の場「小園憩の家」が開所した。それに先立ち、６日には同会館内で開所式が行われた。

　小園憩の家は地域の高齢者が自由に集い、雑談やお茶会、将棋など趣味を楽しみながら交流を図れる場として設置された。ホールと和室Ａ・Ｂが使用でき、小園自治会・同地区社協・老人クラブ・民生委員など19人が構成する運営委員会が運営する。

　開所日は自治会館が休館日になる毎週火曜日の午前10時から午後５時まで。対象は小園地区在住の60歳以上の人で、「利用簿」に名前を記入すれば使うことができる。

地域の尽力が結実

　「憩の家は歴代の自治会長や老人クラブ会長などが尽力し、土地取得からの独自整備や一軒家借り上げなど様々な案で検討されてきたが、法的な問題などで計画が難航していた」と小園憩の家運営委員会の笠間芳之さんは話す。

　同運営委員会が立ち上がり本格的に動き出したのが昨年10月。他の地区で行われている自治会館利用での開所を参考にし、準備を進めてきたという。

　今年度は保健師を招いての健康チェック・健康相談や、料理教室などの開催を予定している。「今後は世代間交流などの事業も検討していきたい」と笠間さんは話している。

　憩の家に関する問合せは小園自治会館【電話】０４６７・７９・１３０１へ。