綾瀬中学校生徒会が10月24日、校内で集めたペットボトルキャップ10袋分の寄付を行った。
この取り組みを始めたきっかけは、生徒会室で見つかった賞状だった。過去に海老名市のライオンズクラブに行っていたキャップの寄付がいつしか途切れていたことを知り、生徒会役員の1人である勇杏夏さん(2年)が再開を提案した。
「今年の生徒会スローガンが『革命』ということもあり、この精神で挑戦してみようと思いました」と話すのは、生徒会長の山中晴輝さん(3年)。昨年まで生徒会の活動が全校生徒にあまり知られていなかったため、今年は知名度を上げるための様々な活動を行っているという。その一環となると同時に、社会貢献に繋がることから実施に踏み切った。
生徒会の新聞や朝会で呼びかけ
キャップを集めるにあたり、専用の回収ボックスを昇降口1カ所と生徒会室前に設置した。また、生徒会が発行する新聞や朝会で呼びかけたほか、PTA主催の文化祭「オータムフェスティバル」でも寄付を募った。
これらの活動が実を結び、開始約3カ月で集まったキャップは45リットルの袋10袋分。ワクチン寄付を行っている藤沢市のリサイクル事業者に、手渡しで寄贈した。
「生徒会活動が地球や世界に貢献できるという、とても貴重な経験をさせていただきました。大人になってからも、こういった活動に積極的に参加していきたいです」と、山中さんは話した。