地域包括支援センター認知症地域推進委員が12月5日、学童保育たんけんクラブで「キッズサポーター養成講座」を開催。20人を超える児童が参加した。
同委員は、国の認知症地域支援施策推進事業として行われている取り組み。綾瀬市では今年4月から市内4カ所の地域包括支援センターに配置しており、認知症の人に対する各サービスの連携支援や認知症の地域支援体制の構築が主な役割となる。
これらの活動の一環として、子どもたちへの理解を深めるための講座開催を、子ども食堂などを展開するNPO法人がじゅまるの木(小林真希理事長)に打診。同法人が運営する探検クラブでの開催が実現した。
これまでも市主催で毎年夏に同様の取り組みが行われており、今年の夏休み開催では推進委員らが協力しているが、推進委員主催のものは市内では初開催となる。
当日、認知症のメカニズムの説明を聞いたあと、具体的な症状や対応を寸劇で楽しく学んだ児童。最後は絵本聞かせのあと、認知症に効果があるとされる「コグニサイズ」を体験した。来年1月にも、学童保育にこにこクラブで講座を予定している。