市役所で昨年12月14日、市内で働く外国人労働者のためのものづくり講習会「外国人労働者と日本のものづくり」が開かれ、4社から21人が参加した。
綾瀬市は外国人労働者が勤務するものづくり企業を多く抱えている。市内で暮らす外国籍の人はベトナム人が最も多いことから、母国の言葉で自国と日本の異なる価値観や考え方、日常生活でのマナーなどを伝ることで仕事や生活の質を向上してもらおうという初の取り組み。
講師を務めたのは、(株)アースファクトリーに勤め、日本のものづくりに15年間携わっているイサゴジャレイ氏。同氏は整理・整頓・清掃など製造業における基本「5S」や「報・連・相」について語った。
今回、同氏が特に伝えたかったのは、「ミスを認めて改善していく意識を持つこと」と、「わからないことはしっかり事前確認をすること」の2点だったという。また、人と人との繋がりを大切にし、自ら気持ちよく働く環境を作ることの重要性も説いた。
「各社で教育はされているとは思いますが、日本語では伝わりにくいニュアンスもある。それを話してもらいました」と、主催した市工業振興企業誘致課は話している。