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綾瀬 文化

公開日:2019.02.08

粘土細工通し自己を表現
自閉症の原田樹君の作品展

 吉岡の「CAFE KAKA」で、綾北小学校5年生の原田樹君=写真=が「クリエイティブたつーる」の名前で粘土細工の作品展を行う。昨年10月に行った展示の好評を受けてのもので、自閉症がある樹君は、これをきっかけに意識が変わり始めたという。



 もともと、創作活動はあまり好きではなかったという樹君。母親の原田浩子さんによると、学校での「ご褒美の時間」を通しいつの間にか粘土で物を作ることが好きになり、自宅でも熱中してやるようになったという。



 この作品を見たKAKAの望月美幸さんが「クリエイティブたつーる」の名前でSNSに上げたところ反響があったため、同店の窓辺に飾る形で展示を行った。



 作品展前、樹君は作った物はすぐに壊していたそう。しかし前回の最終日にKAKAに連れて行き来場者の声を直に聞いて以来、作品を壊さなくなった。



 「自分の作った物が周囲に認められたというのがわかったのではないかと思います。息子の意識が変わったのを感じました」と浩子さんは話す。



 作品展は2月18〜19日と25〜26日の各 月・火。午前10時から午後5時。樹君の好きなゲームのキャラクターや貰って嬉しかったものなどを表現した約50点を展示する。



 問合せは望月さん【携帯電話】090・5573・3799へ。

 

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