吉岡東に本社工場を置く松村鋼機(株)(松村朗代表取締役)が、独自ステーショナリーブランド「Wave Clips」の新作「スマートキーリング」を製作した。
Wave Clipsシリーズは、同社が扱う工業製品「コイルドウェーブスプリング」を一般ユーザー向けに製品化したもの。波打つ形のバネの形状が特徴で、これまでにもこれを活かしたカードホルダーやマネークリップなどを製作している。工業製品として使われている素材と技術を使うため、高い耐久性も備えている。
5つ目となる今回のテーマはキーホルダー。新たな製品開発のリサーチをする中で、キーホルダーは取り外しがしにくく女性のネイルが傷ついたりするという話を聞き、「コイルドウェーブスプリングなら、このニーズに応えられるのでは」と開発に着手した。
素材の特性活かし
スマートキーリングの特徴は、バネ用ステンレス鋼の性質そのもの。バネなので簡単に広げられるが変形せず、押し戻す力で鍵が自然に外れるのを防いでくれる。女性の力でも指や爪を傷つけず、文字通り「スマート」に取り外しができる。
製品化にあたってはリングの直径と波の数を試行錯誤し、今回の形に落ち着いた。発売後は早くもテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」に紹介され注文が入るなど、注目を浴びている。
価格は税別980円。Yahoo!ショッピングや、アマゾンで販売している。問合せは同社デザイン商品グループ【電話】0467・50・0641へ。