(一社)大和歯科医師会(近藤清志会長)は13日、綾瀬市保健福祉プラザで「高齢者よい歯のコンクール」を開催した。
コンクールは毎年この時期に行われているもので、70歳以上で自分の歯が20本以上残っている市民を表彰するもの。今年は21人が表彰を受けた。
寺尾中の佐藤達美さん(77、写真左)は、すべて自分の歯。検査した医師には、「歯石もなくて今まで見た中で一番きれい」と言われるほど。朝晩の歯磨きはもちろん、40歳を過ぎてから2カ月に一度歯科医に通うなど、歯を大切にしている。「歯が丈夫なのは子どもの頃から。当時は甘い物なんてなかったしね」と白い歯を見せて笑った。
深谷中の岩崎良子さん(77、同右)も23本が自分の歯で表彰された。扁平苔癬(たいせん)という皮膚の病気を持っており、進行を防ぐため、口の中を綺麗にしておく必要があり、食後の歯磨きの他、日に5度はうがいをするという。歯医者にも3か月に1度診療に赴くそうだ。