県内屈指の企業集積数を誇る綾瀬市を一つの工場に見立てる「あやせ工場」の今年度3回目となる研修会が、IIMURO GLASS市民スポーツセンターなどで行われた。今回、初めて全日本玉入れ(アジャタ)を取り入れた。
4月に実施した合同入社式参加の新入社員の研修会。社会人としてのマナーなどを身に付けるとともに、企業間を超えた仲間作りも目的にしている。主催は市と綾瀬イノベーション推進委員会。
アジャタは、100個の玉全てを籠に入れるまでのタイムを競う競技。作戦や役割分担、チームワーク次第でタイムを縮めることができるため、「日頃の仕事での生産性向上を考える作業に通ずる」と導入した。
競技では楽しみながらも、各チームで作戦を考え実行。参加者たちは「自分たちで考えたり他を見て参考にしたり、みんなで話し合いながらできるのが楽しい。これがなければ関わっていなかった仲間ができた」と話した。