神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
綾瀬版 公開:2019年7月12日 エリアトップへ

平和展 「1日1日を懸命に」 368人が来場、戦争の記録つむぐ

社会

公開:2019年7月12日

  • X
  • LINE
  • hatena
戦時中の衣服を前に資料を読む来場者
戦時中の衣服を前に資料を読む来場者

 綾瀬市の平和展が、6月24日から30日まで市役所7階の展示ホールで開かれた。綾瀬市遺族会(若林昇会長)が協力した。市によると7日間で延べ368人が会場を訪れ、戦時中の品々などを通して平和の大切さを再認識した。

 2010年に始まった平和展は、夏休みに被爆地へ派遣する小学生に、戦争について学ぶ機会をつくろうと、毎年この時期に開催している。

 来場者らがつくった折り鶴を千羽鶴にして小学生に託し、毎年、被爆地に手向けている。今年も小学生20人が7月22日に広島市を訪れる。

 平和展の会場には、市の収蔵品や市民が寄付した戦時中の日用品など約230点のほか、高座海軍工廠や原爆の被害を伝える資料も展示された。

 29日には、戦争体験講話があり、石川信一さんが疎開の体験を、濱田徹さんが戦後に米国などを訪れた慰霊の旅について語った。

 夫婦で平和展に訪れた大上の松島康人さん(74)は「昭和20年に戦地から戻った父が翌年に戦病死した。当時の日記から、幼い自分を思う父の姿が想像できた。戦争の記録に触れるたびに1日1日を懸命に生きようと改めて思うことができる」と話していた。

 広島を訪れた小学生らは8月4日に綾瀬市オーエンス文化会館で学習成果を発表する予定。

綾瀬版のローカルニュース最新6

兄弟で手入れ

兄弟で手入れ

小園の栗原さん

1月24日

600人が疾走

600人が疾走

市駅伝に158チーム

1月24日

防災の誓い新たに

防災の誓い新たに

470人 消防出初式

1月24日

キムチ作りで韓国を身近に

早川自治会館で寄席

早川自治会館で寄席

社会人落語家7人出演

1月24日

5年生に体験語る

寺尾本町の金子さん

5年生に体験語る

「心のバリアフリーも」

1月24日

あっとほーむデスク

  • 1月24日0:00更新

  • 12月13日0:00更新

  • 11月29日0:00更新

綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月24日号

お問い合わせ

外部リンク