市内の製造業3社が7月17日からの3日間、東京ビッグサイトで開かれた国際見本市「インテリアライフスタイル2019」に出展した。国内外771社のデザイン性豊かなインテリア製品を目当てに世界各国からバイヤーらが集まるなか3社の社長らが「あやせものづくり」をPRした。
綾瀬市から出展したのは厚板加工の(株)ナウ産業(今寿義社長・深谷上)と、カーボン加工の旭工業(有)(嶋知之社長・早川)、工業用ガラス製品の(株)鎌田理化学器械製作所(佐野則之社長・吉岡東)の3社で、市が3年前に始めた地方創生事業「綾瀬ブランド新商品開発支援事業」に参加している。
3社は「あやせものづくり研究会」として活動し、市や商工会、大学、デザイナーらの支援を受け、自社の技術力を応用した消費者向けの商品を開発し、販路拡大に取り組んでいる。
参加した旭工業の嶋社長は「見本市で製品の機能性とデザイン性がほぼ同じ程度求められることがわかった。企業対企業のものづくりとは違う、可能性のある手応えを感じた」と話していた。