綾瀬市議会の本会議場で7日、壁や建物に映像を投影するプロジェクションマッピングによる「動物議会」が開かれた。
綾瀬市と文化財活用事業で連携協定を結ぶ湘南工科大学が、国指定遺跡の神崎遺跡をPRするためにこのイベントを企画した。同大の長澤可也工学部教授の指導のもと学生がプロジェクションマッピングの映像作品を制作。議場での投影を議会に打診したところ議会もこれを快諾した。
「動物議会」では、神崎遺跡の最大の見所となる深さ2メートルのかん濠(堀)に焦点をあて「動物議員」が遺跡の重要性について議論。集まった子どもから大人までおよそ30人がその「本会議」を傍聴し、全国的にも珍しい遺跡の特長と議会の仕組みを学んだ。