綾瀬市で介護保険事業の要介護と要支援の認定を受ける65歳以上の市民の割合は今年5月末日時点で13・96%。2万2909人の65歳以上のうち3199人で、県内自治体の中で6番目に低い水準にある。
この割合は全国平均よりも4・37ポイント、県平均より3・36ポイント低い。こうしたことを背景に、綾瀬市は健康な高齢者が多い地域として知られている。一方で市内の介護事業者の75・5%が、介護職員の不足を訴えている、との調査結果(市・17年度実施)もある。
そんななか市は、老人ホームやデイサービスなどの介護施設で働くことをめざす介護補助スタッフ養成講習会を10月に開く。介護の基礎知識や介護保険制度について学び、体位交換や車いすへの移乗方法、入浴や食事介助の方法を全4回の講座で学んでもらう。
60歳以上が対象。仕事に就くことを前提に全4回の講座を受講できることが参加条件となる。定員は先着20人。日程は10月21日(月)、23日(水)、24日(木)、25日(金)でいずれも午前9時半から午後4時半。会場は市役所3階会議室。(問)市高齢介護課【電話】0467・70・5616。
市は今年度から高齢者の就労支援を目的とした就労支援講習会を企画、実施し、7月にはスーパーマーケットのスタッフ養成講座を開いている。