海老名市と大和市に接する大上自治会館で12日、地域の住民を対象とした「おとな食堂・ぼちぼち」が開かれ、大上地区と蓼川地区に住む高齢者ら80人が参加した。
綾瀬市が綾瀬市シルバー人材センター(笠間善晴理事長)に委託。大上自治会(増田和夫会長)の協力を得て初めて開催した。大上・蓼川地区は市内でも比較的、要支援や要介護の認定を受ける人の割合が高い。こうした傾向を踏まえた市が、自宅に閉じこもりがちな男性にも外出してもらおうと、参加者が一緒に食事できる「おとな食堂」を企画した。
おとな食堂に足を運んだ80代の男性は「同じ行事を繰り返すよりも、新しいことなら参加してみたい、と思いやすい。ひとりで食べるよりも美味しく食べることができる。今度は夜に開いてもらい一緒にお酒も飲めたら嬉しい」と話していた。
この日はバーベキューの豚肉料理やまぜご飯、漬物などが用意され、参加者が舌鼓を打っていた。