市民劇団演劇やまと塾(上原慶子代表)は9月1日、台湾少年工をテーマにした第28回公演「あの夏の日〜元台湾少年工の里帰り〜」を市保健福祉センターで上演した。
同作は大戦末期、大和に寄宿し、戦闘機製造に従事した約8400人の台湾少年工の史実を基にした物語。劇団員が脚本、演出まで手掛けた。
当日は昼夕あわせて656人が観劇。同劇団の公演として過去最高を記録した。観客からは「大和にこんな歴史があったなんて初めて知った」「小中学生にも見せたい」との感想が聞かれた。
上原代表は「地域の歴史を風化させず伝えていくという目標も達成できた。今後も市民劇団として色々なジャンルの芝居に取り組んでいきたい」と話した。