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綾瀬 社会

公開日:2019.10.04

「夜回りラン」交流深める
4市5グループの代表ら意見交換

  • 意見交換するサミットの参加者  =大上自治会館

 夜間の防犯活動などに取り組むボランティア団体が綾瀬市に集まり情報交換する「夜回りランサミット」が9月21日に大上自治会館で開かれ、綾瀬市のほか藤沢市、鎌倉市、逗子市から5団体の代表らが参加した。

 この「サミット」は2017年に逗子市、18年は藤沢市で開かれ、今回が3回目。夜間のジョギングやウォーキングで地域を巡回することを「夜回り」と呼び、それぞれのグループが地域で同様の活動をしている。

4年前に

 綾瀬市内には綾瀬市社会福祉協議会が2015年6月に立ち上げた「あやせtomorrowプロジェクト」があり、毎月第4火曜日の夜間に活動している。市内在住・在勤の人に広く参加を呼びかけ「明日の綾瀬を楽しくしよう」を合言葉に活動し、夜回りのほか親睦会や情報講座、ハロウィンイベントなども開催している。

 地域活動の担い不足に危機意識をもつ社協では「地域活動のきっかけになれば」とこのプロジェクトを立ち上げた。

活動18年

 この日の「サミット」ではそれぞれの団体が発足の経緯や活動内容、課題などを発表し、質疑や意見を交換した。

 「鵠沼おやじパトロール隊」は、2001年に大阪府の小学校で起きた児童殺傷事件や、その後に地域で頻発した不審者の出没などを機に、小学生の父親らがパトロール隊を立ち上げた。OB組織もあり独自の活動に取り組んでいる。

 参加した男性は「子どもの卒業後にOB組織を立ち上げたことで取り組みに厚みが増した」とし、防犯活動を継続することの重要性を強調していた。

 綾瀬からの参加者は「いろいろと催しを企画しているが参加者を集めるのに苦労している」などと、広報活動への課題もうったえていた。

 情報交換を終えた参加者は、ランニングとウォーキングの二手に分かれ厚木基地周辺を巡回、親睦会で親交を深めた。

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