県LPガス協会 「自助」と「保安」を約束 給食室新設に助成
片浦小学校の給食室新設に伴うLPガス設備に対し、公益社団法人神奈川県LPガス協会(古川武法会長=人物風土記で紹介)が200万円を助成した。地震防災対策として2010年から行っている助成事業で今回は2件目。古川会長らは1月23日に小田原市役所を訪れ、加藤憲一市長に助成金交付の決定を報告した。
同校の給食は現在、豊川学校給食共同調理場で調理されたものが配送されている。渋滞による日常的な遅延に加え、災害時の対応が懸念されていた。加藤市長は「広域避難所に指定されいることからも長年の課題だった。設備にはお金がかかるので、非常にありがたい」と謝辞を述べた。
古川会長は東日本大震災時の炊き出しにLPガスボンベが活用されたことにふれ、「災害時に万が一道路が寸断されてしまっても、LPガス設備の給食室ならば対応できる。地域密着で保安業務を続けてきた業界だからこそ、復旧作業も迅速に行える」と話した。