小田原・箱根・湯河原・真鶴版
公開:2017年4月29日
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最小のパーツは4㎜の金具。籠手を装飾する鎖をなす無数の丸カンだ。第53回北條五代祭りで、合田雅吏さんが着用する甲冑と烏帽子は、小田原北條手作り甲冑隊が製作した力作だ。
厚紙に黒の塗料で仕上げた甲冑と兜を作ったのは、同隊の”製作家老”上原久範さん。烏帽子は”戦奉行”の加藤和子さんが、陣羽織は同じく内藤陽子さんが縫い上げた。
甲冑は、昨年6月から上原さんが製作をはじめ、およそ3カ月で完成。小田原映画祭の実行委員会で小田原を訪れた合田さん本人が試着し、一部を調整し仕上がった。「地場産業の振興の一助になれば」という合田さんからの要望で、兜とのど鎧の上部、袖の冠板など6カ所に寄木細工があしらわれている。
烏帽子を作った加藤さんは、「頭の形にぴったり沿うよう、マジックテープで調整できる工夫をした」と語る。地元の手芸店を複数軒まわり、遠目からも目立つ厚手の生地と、薄手の生地を選び、2種類を用意した。
祭り当日は上原さんが着付けをする予定。馬上の合田さんの衣装にも注目だ。
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