元小田原市職員で、現在総務省の地域おこし協力隊制度で香川県庁に嘱託職員として勤務する秋吉直樹さん(29・扇町出身)が著した電子書籍『地域おこし協力隊』が、Amazonが提供するコンテンツ配信サービスKindle(キンドル)の4位にランキングされている(6月28日付/経済学・都市・地域カテゴリ)。
小田原市役所時代は観光課に勤務していた秋吉さん。「地域の違う見方をしたい」と思い、全国の地方自治体で、県で唯一募集していた香川に応募した。全国の隊員は約2800人。
地域おこし協力隊は行政と民間・地域との橋渡し役。自身を「コーディネーター」だという秋吉さんは、独特の立ち位置で行政と民間の未来を見つめる。香川の地を踏み、自分の視線で見て来た事柄を1年間かけてブログに書いていたものをまとめたのが今回の書籍だ。協力隊そのものに批判の声もあるが、秋吉さんは肯定派。「人が足りない地域は外から来た人と付き合っていくのが重要」といい、地方創生の可能性を、体験をもとに考察した。
学生時代、教師と行政とで迷い「関われる人の多さ」で道を決めた。初任が観光課だったことは現在に多大な影響を与えている。書籍について「電子配信のみだが、協力隊として活躍中の全国の同志やまちづくりに関わる行政、地域の方に読んでもらいたい」と話した。
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