小田原警察署で1月19日、武道始式が行われ、約250人が来場した。
試合前に兼子栄司署長は「我々は犯人に立ち向かい、制圧・逮捕するため警棒などの武器の使用が認められているが、それは最終手段。犯人逮捕に有効な柔道・剣道の日頃の鍛錬を発揮して欲しい」と訓示した。
今年は柔道・剣道とも6課対抗トーナメント戦が行われ、柔道では日原修副署長や幹部も出場し、若手に胸を貸す場面も見られた。
柔道で優勝した地域第二課の加藤英樹巡査は、「優勝できてうれしい。地域課は110番通報など事件事故発生時に即応する警察官。住民の方に頼もしく思ってもらえるよう継続して研鑽を重ねる」と話した。また、剣道優勝の地域第一課の中島渉巡査部長は、「優勝は応援と日頃の成果。稽古で培った気力と体力、優勝した勢いをバネに犯罪の抑止や検挙活動に励む」と話した。
武道始式後には警察官を励ます会も開催された。昨年9月に就任した警察官友の会小田原地区会の片桐晃新会長は「武道始式は署員一丸となって盛り上げていこうという気概がひしひしと伝わってきた。我々の会は警察官を今後もしっかりと支えたい。皆様のご支援もよろしくお願いします」と挨拶した。