小田原市のカラーデザインマンホール蓋がプリントされた「マンホールカード」が、本町の小田原宿なりわい交流館で4月28日から配布されている。市外、県外からも大勢のコレクターや観光客が集まり、賑わいをみせている。
マンホールカードとは、下水道事業への理解を深めることを目的に「下水道広報プラットホーム」が2016年4月に開始した全国統一企画。マンホール蓋には地域の名所や特産品などがデザインされ、5月16日現在で301自治体の蓋が採用されている。川や城、箱根、富士山などが描かれた小田原市の蓋は3月に設置されたばかりで、カードの配布は今回が初めて。
カードを手に入れるためには、自治体に設置された配布場所に直接訪れる必要がある。小田原市では観光客の回遊性を高めようと、小田原城よりも海側のなりわい交流館を配布場所に。マンホールが設置されているかまぼこ通りが近いことから、「カードをもらいに来た足で、かまぼこ通りも歩いてもらえたら」と期待を寄せた。
配布開始日の4月28日と翌29日は、時間前から100人以上の列ができた。5月6日までの大型連休期間だけで2230枚を配布。市外からの来訪者が約60%を占めた。市まちづくり交通課の職員は「北條五代祭りなどに来た観光客が回遊したこと」をあげ、さらに姉妹都市の八王子市、埼玉県寄居町のマンホールが一緒に設置されている「全国的にも珍しい環境が影響したのでは」と分析する。期待どおりかまぼこ通りへも客足は伸び、マンホールを撮影する姿もみられた。相模原市の30代の男性は「沿道の建物は雰囲気があって良い」と感想を話した。
小田原かまぼこ通り活性化協議会の田代守孝会長(42)は、「マンホールカードは小田原の経済にとって絶対的にプラスになった」と話す。田代会長が会話を交わした人の中には、カードを求めて全国をまわっている人もおり、かまぼこ通りへ初めて来た観光客も多かったという。田代会長は「景観整備を進めるとともに、他にないクオリティと歴史の深さを集積し、五感で楽しめるまちづくりをしていきたい」と展望を話した。
マンホールカードは現在も、なりわい交流館で配布中。8千枚を配布次第終了となる。
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