税理士法人エナリ(城山)の社員税理士、江成健一さん(79)がこのほど『200年企業を目指して』をダイヤモンド社から出版。記念式典が9月26日に報徳会館で行われ、経営者や関係者ら154人が出席した。
執筆のきっかけは、経済産業省の推計で、今後10年間に70歳を超える中小企業の経営者のうち半数の約127万人が後継者未定のために廃業し、約650万人の雇用と約22兆円のGDPが失われる可能性があるというもの。「大倒産・廃業時代」を迎えるとして、本の副題でもある「会社を永続発展させるために経営者がすべきこと」を主にドラッカーの理論を用いて論じている。
26歳で税理士になり現在350社の決算書をみている江成さんは、半世紀に及ぶ仕事の経験から多くの企業にドラッカー理論の「マネジメント」がないことを指摘。「マネジメントを中小企業に普及させることが喫緊の課題」とし、会社を存続させるための企業改革においてマネジメントの重要性を多角的に述べている。さらに日本の武士道、商人道の家訓にも着目し、「企業の存続のための教訓と原則が多数含まれている家訓は、現代社会においても十分に活用可能」と説いている。
中小企業診断士や社会保険労務士など複数の国家資格を持つ江成さんは、適正な納税指導と共に企業そのものの存続と発展を支援することが使命だという。企業の価値は社会貢献にあるとし、「簡単に無くしてはいけない。200年企業になることができれば地域に多くの貢献ができるでしょう」と話している。
本書は304ページ、税別1800円。市内では伊勢治書店、平井書店、有隣堂、三省堂書店、セブンイレブン小田原城山1丁目店で販売している。
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