日本遺産「箱根八里」がある2市2町の首長などが、12月3日の街道フォーラム(箱根)で観光振興策を語り合った。
加藤憲一小田原市長は実際に箱根〜三島間を踏破した経験を織り交ぜながら、案内役などの人材育成や標識の充実、住民とのふれあいなどを提言。「小田原はかつて宿場町だった。まず1泊してもらう事を定着できないか」と語った。箱根の山口昇士町長は周辺市町と連携した観光滞在日数増への意気込みや、来年の箱根関所400年イベントについて説明。仁科喜世志函南町長は静岡側に残る石畳をはじめ道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」などの観光施設を紹介した。三島市の豊岡武士市長は「箱根八里へのアクセスが課題だ」とし、沿道の「お休み処」整備などを提言した。
箱根八里は小田原城やういろう、甘酒茶屋、石畳や三嶋大社などを構成要素に、5月に日本遺産に認定された。小田原・箱根の観光客は年間のべ約2763万人で、西の三島・函南は962万人。今後は国補助金を使い2市2町の周遊促進策を打ち出すことになる。
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