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都筑区 文化

公開日:2025.12.18

往時の川和、地図に残す
2年かけ、町内会が制作

 川和町内会(柳下則久会長)が制作した川和町の歴史を紹介する地図がこのほど完成、町内に掲示された。川和町は再開発が進んでおり、地図は町内会を中心に「記憶を記録に」との思いで2年前から制作に取り掛かっていた。柳下さんは「今との違いをじっくり感じ取ってもらえれば」と思いを語った。

 制作された地図は「昭和30年代の川和町の様子」=上図=を示すものと「川和宿と八坂神社天王様」=下図=と題した江戸時代の宿場があった頃を記したもの。どちらもアルミ製のプレートで制作され、「昭和30年代〜」の地図は川和町駅近くのヤマザキショップ川和町・なかむらや店の壁面=左写真=に、もう一枚は八坂神社=左下写真=にそれぞれ掲示されている。

 川和町は、明治時代から都筑郡の中心地で、郡役所、警察署、銀行、裁判所、集配郵便局、電話局、電力会社、旅館、料亭などがあり、「昭和30年代〜」の地図には、当時の面影を感じさせる店舗の名前が詳細に並んでいる。

 八坂神社に掲示された地図には、八坂神社の歴史や江戸時代に宿場だった川和宿の道筋が記載され、屋号のついた家屋が記されている。

 地図は町内会のホームページで閲覧可能。

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