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内視鏡専門医に聞く 医療レポートシリーズ【3】 ピロリ菌除菌で胃がん予防 取材協力/あじさい内視鏡クリニック
開成町みなみ地区に昨秋オープンした『あじさい内視鏡クリニック』。
日本消化器内視鏡学会専門医の高田龍介院長にピロリ菌について聞いた。
―胃潰瘍とピロリ菌との関係について
胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患者さんにピロリ菌に感染している人が多くいます。近年、ピロリ菌の除菌が進み治療効果が上がってきました。私自身もこの時期、かつては夜中に患者さんの吐血で呼び出されたことが多かった。そういう症例が減ったなという印象です。
―ピロリ菌の有無はどのように調べるのですか
血液検査や便、尿、呼気、内視鏡検査での生検があります。当院の内視鏡検査では約20分で陽性かどうかの結果がわかります。除菌は一週間にわたり抗生物質や胃酸を抑える薬を内服してもらい、8週間後の再診時に便の検査により確認します。
―ピロリ菌を除菌することの効果などは
除菌後に再発することは2〜5%と極めてまれです。また胃がん発生を抑制し、40歳までに除菌すると抑制率はほぼ100%とされます。ピロリ菌に感染していても自覚症状がない方もいます。再発予防も含め1年に一度の検査をお勧めします。
「やさしい内視鏡」
当院では経口、経鼻、大腸の内視鏡検査をハイビジョンカメラで実施。ご希望により麻酔法を導入した検査もできます。「うとうとしているうちに終わっていた」と言われる方が多いです。気軽にご相談ください。
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こどもタウンニュースけんせい4月18日 |
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