戦前・戦後にかけ「電力王」と呼ばれた実業家・松永安左ヱ門(1875〜1971)が1959年に設立した「松永記念館」(小田原市郷土文化館分館)の60周年を記念する特別展が3月29日(日)まで、同記念館(小田原市板橋941の1)で開催されている。午前9時から午後5時(入館受付は4時30分)まで。
茶人「耳庵(じあん)」としても知られた同氏の写真や書作品など約70点を展示。また敷地内には、数寄屋風建築の邸宅「老欅荘(ろうきょそう)」(国登録有形文化財)や、日本の歴史公園100選の一つでもある庭園などもあり、多くの人が足を運んでいる。
3月28日(土)午前11時30分から正午まで、学芸員が解説しながら館内を案内するギャラリートークを予定。要事前申し込み、先着15人。ただ、市郷土文化館によると「新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止する場合がある」という。
観覧料は一般500円(高校生以下など無料)。詳細は市郷土文化館【電話】0465・23・1377へ。