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小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会

公開日:2020.03.07

浪江町で学んだ絆の大切さ
小田原市職員 榎本さん

  • 浪江町で3年間、慰霊碑の建立や土地建物の管理の仕事に尽力した榎本さん(同町にて)

    浪江町で3年間、慰霊碑の建立や土地建物の管理の仕事に尽力した榎本さん(同町にて)

  • 津波で被害を受けた地域に建つ復興公営住宅。国道6号線には、原発に携わる車が行き来している=浪江町役場提供(2020年3月3日撮影)

    津波で被害を受けた地域に建つ復興公営住宅。国道6号線には、原発に携わる車が行き来している=浪江町役場提供(2020年3月3日撮影)

 復興応援職員として2016年4月から3年間、福島県浪江町役場に勤務した小田原市職員の榎本龍朗さん(33)は、着任当時の町の様子に動揺を隠せなかったという。「津波で流されたままの状態でした。残された家の中も、日常生活をそのまま置いてきた様子で、慌てて避難したことが分かりました」

 浪江町は津波被害に加え、福島第一原発の事故により、全町避難を余儀なくされた自治体の一つ。現在、町全体の約20%の地域の避難指示が解除されたものの、「戻れたとしても元の生活を取り戻せたわけではありません。帰還困難区域は今も9年前のまま。戻れない人が大勢いることを忘れないでほしい」と榎本さんは話している。

 一方で、榎本さんは復興に向けて尽力する浪江町の人たちに、力強さと温かさを感じたという。「避難生活が続き大変であるにもかかわらず、皆で力を合わせている。今でも連絡をすると逆に『体を壊してませんか?』と気遣ってくれます」。浪江町での経験を生かし、今後は市職員として人と人をつなぐ役割を果たしていきたいと目標を掲げている。

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