箱根町への移住促進を目指し、町内の古民家での居住体験を提供しようと、箱根町と移住者支援グループ「Hakone(ハコネ) Stayle(ステイル)」は現在、「箱根トライアルステイ」の参加者を募集している。2016年に始まった同企画は、今年で5回目。7月18日(土)から11月24日(火)までの期間を7期に分け、1期あたり15〜19日間にわたり滞在できる。
滞在先は、町内仙石原にある古民家「co(コ)to(ト)ha(ハ)」。町が借り上げ、地元住民らと改装した上で、昨年10月から運用開始した。キッチン、ウッドデッキ、和室、洋室などを備え、車庫(1台分)も完備。居住体験やコワーキングスペースとして利用できる。
町によると、箱根トライアルステイにはこれまで29組が参加。このうち、16年に参加し、今年4月に初めて男性1人が実際に箱根に移住した。
町によると、箱根の人口は年々減少傾向にあり、昨年10月1日現在1万1169人にとどまる。県内屈指の観光地として有名な箱根だが、同町企画課担当者は「居住するというイメージを持っている人は少ないのでは。『生活』という側面から箱根の魅力を感じてほしい」と、人口増加に期待を寄せる。
「豊かな自然」のほか「東京からの距離感の良さが箱根の魅力」と同担当者。都内まで1〜2時間でアクセスできることから「今回の募集では、勤務先は県外で、リモートワーク(在宅勤務)で働く人などの応募が増えている」という。
居住体験には契約事務手数料2万円のほか、参加保証料1万円(退去時に返金)が必要となる。応募締切は1〜3期が7月12日(日)、4〜7期が8月30日(日)。申し込みは「Hakone Stayle」のHP【URL】https://www.hakonestayle.com/から。問い合わせは、町企画課【電話】0460・85・9560へ。
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