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小田原庭園業組合 発足115周年で植樹 松永記念館に

社会

公開:2021年10月30日

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植樹した木の前に並ぶ川口組合長(左から2人目)、守屋市長(同3人目)、松永さん(同4人目)
植樹した木の前に並ぶ川口組合長(左から2人目)、守屋市長(同3人目)、松永さん(同4人目)

 今年で創立115周年となる小田原庭園業組合(川口豊組合長)は、松永記念館の本館のそばに西洋シャクナゲを記念植樹し、10月23日、関係者らを招いて植樹式を開いた。組合メンバーのほか、守屋輝彦市長、戦前・戦後にかけ「電力王」と呼ばれた実業家・松永安左ヱ門(1875〜1971)の孫・松永英二郎さんらが出席した。

 同組合は1907年、植木職組合として発足。「日本の歴史公園100選」にも選ばれている同館の庭園などを長年にわたり手掛けてきた。

 同記念館の学芸員によると、1954年、松永安左ヱ門が80歳のときにイギリスを訪問し、現地から持ち帰った西洋シャクナゲが長年同館の庭園にあり、5月にはピンクの花を付けるなど多くの人に親しまれていた。

 ただ、2017年ごろから枯れ枝が目立ち始め、樹勢が落ちてきていたため、同組合が市と協力し、今年6月に伐採。7月にリニューアルオープンした同館にこのほど、新しい西洋シャクナゲ(約4m)を寄贈し、植樹した。

 守屋市長は「建築には建物だけでなく、外構や庭園も大切。植樹に感謝します」、川口組合長は「小田原の庭園の魅力を多くの人に知ってほしい」と話していた。

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