小田原・箱根・湯河原・真鶴 政治
公開日:2021.12.11
【Web限定記事】真鶴町長選挙
松本一彦前町長が出馬表明
不正コピー問題で辞職も「道半ば」
昨年の真鶴町長選挙で、不正にコピーした選挙人名簿を使用するなどした問題で辞職した前町長・松本一彦氏(55)が12月9日、記者会見を開き、同町町長選挙(12月14日告示、19日投開票)に出馬する意向を表明した。
松本氏は「辞職後に町民への謝罪に回る中で、たくさんの批判をいただくとともに、次の町長選に出馬してほしいという声も多かった。町長職1年ほどでの辞職となり、私はまだ道半ば。まだやるべきことがあるのではないかと思い、出馬を決意した」と話した。
また「町役場内の文書のデジタル化を進め、管理を徹底したい。また過疎問題にも力を入れるほか、1年間は無給で働かせていただこうと思う」とした。
松本氏は真鶴町職員を経て、昨年9月の町長選に出馬し、初当選。今年10月、6600人分の選挙人名簿の不正コピー問題が発覚し、11月に町長職を辞職していた。
同選挙にはこれまで、元町長の宇賀一章氏(69)、元町議の森敦彦氏(70)、法務団体役員の北沢晃男氏(51)、元会社役員の大塚伸二氏(65)の4人が出馬を表明している。
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