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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2022.01.22

若手の感覚 商品開発に
箱根丸山物産が各種受賞

  • 涌井さん(左)とスタッフの河原葵さん

  • 「秘密箱5寸10回 富士と椿」(左)と「ようじ入れ フクロウ」

 箱根町箱根の(有)箱根丸山物産の「ようじ入れ フクロウ」がこのほど、第62回全国推奨観光土産品審査会で特別審査優秀賞を受賞。さらに「秘密箱5寸10回 富士と椿」が、箱根ジオパーク認定特産品に認定された。

 「ようじ入れ フクロウ」は、寄木細工のフクロウと、開けると箱が押し上がる仕掛けが特徴。同社で企画・制作・ワークショップの指導員を務めている涌井崇至さん(34)は、「皆さんに手に取ってもらえるよう縁起の良いフクロウをモチーフにし、可愛らしいデザインにこだわりました」と話す。特に、目は人気を左右した部分で、現在の瞳が揺れる大きな目に仕上がるまでに試行錯誤を重ねたという。

 「秘密箱5寸10回 富士と椿」は順番通りに10回動かすと開く仕組みのからくり箱で、江戸時代から伝わる伝統工芸品だ。絵柄はさまざまな色の天然木材を嵌め込んで表現する箱根木像嵌(もくぞうがん)という技術を用いている。丸山一郎社長は「若い人の感覚で発信することで商品や地域の魅力をPRし、伝統工芸を後世に残していけたら」と話している。

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