小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化
公開日:2022.01.29
40年以上の歴史に幕
アオキ画廊が31日に閉廊
銀座通りにある「アオキ画廊」が建物の老朽化などを理由に1月31日(月)、閉廊する。
アオキ画廊は1979年に青木登さんと妻の佐賀枝さんが開いた。娘の黒石家子さんによると夫妻は絵や音楽が好きで「皆さまに様々な出会い、思いがけない喜びを感じていただける場所を作りたい」との思いから開廊したという。
当初は1階が青木さんの理容室で2階が画廊だったが、「だんだんと画廊が主になっていった」と黒石さん。また3階はピアノホールで演奏会が行われるなど、文化拠点となった。
2006年に登さんが亡くなると母娘で、17年に佐賀枝さん他界後は黒石さんが一人で守ってきたが建物が老朽化し、「利用者の皆さんにご迷惑をかけないように」と閉廊を決断した。17年近く利用してきた団体は「看板を手作りしてくれるなど、家庭的な雰囲気で良くしてくれた」と振り返る。黒石さんは「長年ご利用いただき感謝でいっぱいです。皆さまに御礼申し上げます」と話した。(問)アオキ画廊【電話】0465・24・0637
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