小田原・箱根・湯河原・真鶴 教育
公開日:2022.02.19
小田原市 小中のいじめ等調査
件数減少、コロナの影響も
小田原市は2020年度の市立小・中学校の暴力行為・いじめ・長期欠席の調査結果をこのほどまとめた。対象は市立小学校25校・中学校11校、調査期間は20年4月1日から21年3月31日まで。
暴力行為の発生件数は141件で前年度と比べ小学校、中学校合計で112件の大幅減少。2カ月間の臨時休業と感染対策で、児童生徒同士の接触機会が少なかったことが影響したとみられる。また、加害児童生徒では、中学1年生が42人と突出。新しい人間関係を築く入学時期が休業となり、学校行事の縮小・中止によりコミュニケーションスキルを学ぶ機会が減少したためと考えられるという。
いじめの認知件数は799件で前年度と比べ小学校40件、中学校150件減少。ここ数年、教職員のいじめ防止対策推進法の理解が進み、認知自体が増加傾向にある中、今回の減少は暴力行為と同様に臨時休業や感染対策等での接触機会の減少によるとみられる。中学校のいじめ態様では「仲間外れ、集団による無視」が減少した一方、「パソコンや携帯電話等で誹謗中傷や嫌なことをされる」が増加。感染症対策で生徒のコミュニケーション態様が変化しつつあることが要因の一つと考えられている。
長期欠席はやや増加
長期欠席の人数は331件で前年度と比較し小学校2人減少、中学校16人増加。不登校の要因は「無気力・不安」によるものが多く、臨時休業、感染症対策などの影響が生活リズムの乱れなどにつながり、登校しない状況が続いている児童生徒がやや増加している。
小田原市では、人権教育として神奈川県弁護士会と連携し、「いじめ予防教室」などを実施。長期欠席対策として、学校以外の場での支援環境の充実も図っている。また、おだわら子ども若者教育支援センター「はーもにぃ」に教育相談直通ダイヤル(【電話】0465・46・6034)を設置し、来所相談、訪問相談を実施している。
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