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小田原・箱根・湯河原・真鶴 経済

公開日:2023.03.04

かなごてファーム
矢作にソーラーシェア完成
小田原市、横浜銀行と連携

  • 完成したソーラシェアリング施設と小山田代表(中央)、市、横浜銀行の関係者ら=2月20日

 耕作放棄地の解消や再生可能エネルギーの普及促進に取り組む合同会社「小田原かなごてファーム」(小田原市成田/小山田大和代表)が、同市矢作にソーラーシェアリング設備を建設。2月20日に会見を開いた。

 ソーラーシェアリングは、農地に太陽光発電パネルを設置しその下で作物を育てる、発電と農業を同時に行う仕組みだ。

 同社の設備としては5基目。約700坪に発電パネル178枚を設置し、ミカンや里芋を栽培する予定。発電所としては固定買取価格制度(FIT)ではないNon-FIT形式。年間約9万kWhの発電量を見込み、発電した電気は新電力会社に販売した上で同社が運営する「農家カフェSIESTA」で使用するほか、公共施設への供給も視野に入れる。

 今回の事業費約1850万のうち、小田原市の「地域脱炭素移行・再エネ推進重点対策加速化事業補助金」で2分の1の補助、また横浜銀行小田原支店から500万円の融資を受けた。市および同行小田原支店として、ソーラシェアリング事業への同補助や融資は、今回が初の案件だという。

 小山田さんは「市、横浜銀行と連携できたことは意義がある。ソーラーシェアリングが県内に広がるきっかけになれば」と期待を込めた。

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