小田原・箱根・湯河原・真鶴 政治
公開日：2023.03.11
箱根町当初予算案
一般会計、前年度比11％増
景気回復見込み107億円
箱根町は２月15日、２０２３年度当初予算案を発表した。総額は１６８億４２００万円（前年度比５・２％増）で、そのうち一般会計は１０７億８３００万円（同11・４％増）、特別会計32億５４００万円、企業会計28億５００万円（１００万円未満は切り捨て）。
歳入の約６割を占める町税は、63億４８００万円（同１・９％増）。そのうち、入湯税が13・２％増。インバウンド増や観光動向の見直しを考慮し、コロナ前の９割程度まで回復すると見込んだ。また均等割の納税義務者数（法人）が前年度比で83件増加していることから、企業業績回復を見込み、町民税は４・９％増。
歳出は、衛生費が14億３２００万円（同20・３％増）で、「ごみ処理広域化推進事業」に２億３９００万円を計上。２０２５年10月の足柄下郡可燃ごみ共同処理開始に向け事業者を選定し、整備を進める。消防費は12億７１００万円（同36・３％増）で、「消防情報機器等整備事業」に２億７７００万円を計上。気象観測装置や消防指令システムなどを更新し、災害対応方策に活用する。観光費は10億８０００万円（同８・７％増）で、地域の観光行事への助成支援やアフターコロナを意識した非接触体の誘客宣伝、老朽化した観光施設の改修などに充てる。このほか、学校給食無償化事業として、２７００万円で小中学校給食の食材費や備品の購入、整備に充てる。
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