戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2025.08.01

猛暑に香る曽我の梅
夏の風物詩「土用干し」

  • 手作業でウメを並べる斉藤さん(左)

 小田原市の特産品であるウメの産地・曽我梅林一帯で、「梅の土用干し」が行われている。

 塩漬けしたウメを3日間干すことで塩分濃度とうま味が増し、保存性も高まるとされる。梅林一帯でウメを干す光景は夏の風物詩となっている。

 猛暑日となった7月25日、曽我別所の農家・斉藤徳雄さん方では、屋外の作業場に甘酸っぱい香りが漂った。

 斉藤さんは1カ月ほど塩漬けした「十郎梅」をたるから出し、一つ一つ手作業で並べていった。十郎梅は実が柔らかくなめらかな肉質が特徴。日差しが強いほど塩分濃度が高くなるといい、「連日の暑さで日差しが強い。当てすぎないよう工夫している」と話した。

 作業は8月末まで続き、干したウメはおけで寝かせて11月半ばごろ出荷される。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 ローカルニュースの新着記事

小田原・箱根・湯河原・真鶴 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS