小田原・箱根・湯河原・真鶴 社会
公開日:2026.01.10
全ての世代が輝く町に
湯河原町 内藤喜文町長
――町長就任から1年半が経過しました。
「町職員として長年歴代の町長のそばで仕事をしてきましたが、実際にその立場に就くと想像以上に忙しい毎日です。これまで見てきた町の景色が全く違って見えるようになった、というのが率直な実感です」
――マニフェストに掲げた「子育て支援策」については。
「小学校給食の段階的な無償化をスタートさせました。2025年度から3年間かけて完全無償化を実現する計画です。また長年の懸案だった中学校給食の完全実施も昨年9月に達成しました」
――大きなトピックとして、宿泊税の導入決定が挙げられます。期待している効果は。
「町民に負担をかけず、観光振興のための財源を確保する目的で導入を決定しました。年間約1億8千万円ほどを見込んでいます。使い道については観光事業者と議論を重ねており、観光地経営のあり方の検討、万葉公園のにぎわい創出など、将来を見越した施策に投資していく方針です。熱海のにぎやかさや箱根のインバウンド需要とは異なる、湯河原らしい落ち着きと魅力のバランスの取れたまちにしたいです」
具体策で指針示す
――新たな施策や残された課題は。
「少子化が進む中、町内の学校のあり方を検討していきます。小中一貫校や統廃合を含め、議論を深化する時期に来ています。また、公共交通の維持も課題です。コミュニティバスの検討を含め、町民と観光客の足をどう守るか、具体的な方向性を示していきたいです」
――新庁舎整備についてはいかがでしょうか。
「25・26年度の2カ年で青写真的な計画を作っています。まずは場所と規模感を提示しなければ議論が始まらないので、早期に具体的なイメージを町民の皆さんに示したいと考えています」
――報道でも深刻なサル被害が取り上げられています。
「市街地での人的被害や農業被害が限界に達しており、非常に危機感を持っています。県に対し全頭捕獲を強く要望し続け、『レッドデータブック』改訂に向けて、一刻も早い解決に向けて粘り強く交渉を続けます」
――読者へのメッセージをお願いします。
「新たな財源も活用しながら、全ての世代が輝ける『共生の町づくり』を邁進してまいります。2月からは『梅の宴』も始まりますので、ぜひ湯河原へお越しください」
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