箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年1月1日
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小田原白梅ライオンズクラブと早稲田大学による「白梅科学コンテスト」で、真鶴中学校科学部が最優秀賞に選ばれた。科学部が発表したのは、オリジナルの自動車。ガソリンで動き、校庭を時速30Kmで走る動画が会場の注目を集めた。
自動車作りの第一歩は、1年ほど前に校舎内で見つかった1機のエンジン。かつて技術の授業で使われていたものだった。同部員たちは過去にコード付きの電動「自動車」を作った事があったが「コードレスで校庭を走れるものを」と発起。1ヶ月以上かけてエンジンを分解掃除し、再び音をたてて動き出した時は歓声が沸き起こったという。
車体の材料は不要となった自転車やハンドボール用の備品で、これらをばらし、ボルトで組み立てた。その後もエンジンの回転がタイヤに伝わらない等の難問に直面、チェーンをベルトに変えるなどして試行錯誤し9月に晴れて完成した。
車体は今も校舎内にあるが、現在の目標は「無人運転」。リモコン操作など、部員同士でアイデアを出し合っているという。