箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年3月9日
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箱根中の1年生が2月22日に地元の箱根火山をテーマにした授業に臨んだ。講師は箱根ジオミュージアムの山口珠美さん。火山の模型を持ち込み、生徒が観光客やシェルターを想定したおもちゃを周囲に置いた後、ポンプで頂上部分から石のような粒を噴出させた。2015年の火山活動では火口周囲に噴石が積もった経緯があり、現地ではシェルターの工事も進む。山口さんは「何かあったらシェルターに入り頭を守って」と語りかけていた。強羅に住む生徒は「当時は地震も感じて心配だったが、この授業は役に立つ」と振り返った。
卒業間近の3年生は、3月6日に富士屋ホテルでコース料理を味わいながらテーブルマナーを学んだ。箱根ロータリークラブの協力で毎年開催されているもので、同ホテル料飲課の稲葉洋介さんが料理の模型を掲げながら「パンを食べ過ぎないよう注意」「ナイフを置く時は刃を内向きに」とマナーやその由来を解説。生徒たちは皿の虹鱒を前に、頭と骨を切り離さないよう慎重に切り分けていた。