箱根・湯河原・真鶴版
公開:2018年9月7日
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酷暑続きで熱中症が注目され、県内小中学校の普通教室でエアコン設置の流れが加速している。
33市町のうち普通教室で完備しているのは湯河原と真鶴を含む14市町(29年4月時点)。箱根の設置率は0%だったが、教育委員会が湯本小への設置を検討している事が取材や議会答弁で分かった。箱根は涼しいイメージがあるものの、標高の高い仙石原と湯本で5度以上差が出る日もあり、同小では今夏の室温が30度を超えた。4年後のリニューアル工事を節目にエアコンを完備する構想があったが「電気容量が許す限り前倒しで設置する」「他小も検討したい」(教育委)としている。箱根中学校は現在長寿命化工事の最中で、来夏は各教室にエアコンが備わっている予定。
小田原市は職員室や保健室など特別教室以外の普通教室にエアコンがなかったが、加藤憲一市長が来夏までの設置を表明した。平塚市や二宮町、伊勢原市なども設置がゼロに近かったが、来年度の完備を目指す。一方で静岡県側の設置率は低め。西隣の御殿場市は6%、裾野市は0%、熱海市は2・4%。三島市は3年以内に100%にする計画がある。