栄公会堂で9月9日、「あったかいまち栄〜お互いに見守って心ぽかぽか〜」と題し講演、パネルディスカッションが行われた。
栄区は、高齢化率が26・8%(2013年4月時点)と横浜市内で最も高いという。区高齢・障害支援課では、13年度に本郷台、上郷青葉が丘自治会、14年度飯島町(団地除く)で孤立化を予防し、見守り合えるまちづくりを目的とした栄区孤立予防事業を実施した。訪問看護師が、地域のサロンや配食グループの活動、民生委員による自宅訪問活動に同行し、現地での健康相談や生活相談等を通じリスクの高い人は地域ケアプラザにつなぐというもの。
第1部では東邦大学看護学部・岸恵美子教授を招き、講演会が行われた。セルフ・ネグレクト(自己放任/自分自身による世話の放棄・放任)は孤立死の予備軍と位置付け、「雨戸、カーテンが閉めっぱなし」「身なりの乱れ(服装が汚い、いつも同じ服を着ている、臭い、髪がぼさぼさ)」「新聞や郵便がたまっている」「今まであいさつしていた人があいさつしなくなった。表情が硬い」など、いくつかの高齢者見守りのポイントから、地域での気づきが大事と説いた。
第2部では富士見台自治会長・浅沼伴自氏、飯島地区民生委員児童委員・小田喜和子氏、NPO法人積み木代表・後藤喜久子氏、豊田地域ケアプラザ所長・田中孝秀氏がそれぞれの立場での活動を報告した。
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