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磯子区 人物風土記

公開日:2011.10.13

磯子警察署の署長に就任し、地域の治安向上に取り組む
野尻 幸雄さん
区内在住 56歳

さらなる平穏なまちへ



 ○…地域の安全安心を守る磯子警察署。その司令官に9月8日付で就任した。「磯子は、横浜市内でも犯罪や凶悪事件が少ない平穏なまち。みなさんの防犯意識の高さが、それを支えていると感じました。これに安心することなく、さらなる安全なまちになるよう、努めていきたい」。独身時代に暮らしていた磯子。今回、30年ぶりに戻ってきて、当時と変わらぬ人々の温かさに、懐かしさを感じているという。



 ○…今の仕事を選んだのには、2人の大人の影響があった。1人は父親。「人の役に立つような仕事をやりなさいというのが、口癖でした」と振り返る。もう1人は、故郷の警察署に勤めていた元神奈川県警の警察官。「その人から、神奈川は湘南や鎌倉などがあり、風光明媚なところだと何度も聞かされていてね。山の中で育った私にとって、湘南の海への憧れがあったんですよ」と、少し照れくさそうに笑顔を見せる。



 ○…故郷は宮崎県高千穂。野菜やしいたけを作る農家で、8人兄弟の末っ子として育った。「小さいときは食が細く、痩せていて、母親には『飯を食え』とよく言われていましたよ」。小学校低学年時の通信簿には、「大人しくて一人で遊ぶ子」と書いてあったという。そんな少年も、年齢とともに成長し、小学校を卒業するころには、人とのおしゃべりが大好きな、活発な青年に。中学校ではサッカー部、高校では地元の空手道場に通ってその腕を磨いた。高校卒業後、神奈川県警の警察官となり、憧れの藤沢市鵠沼の交番で職歴をスタートさせた。



 ○…現在は家族を藤沢の自宅に残し、区内の官舎暮らし。「年2回くらい、目に入れても痛くないほどかわいい孫と会うのが、何よりも楽しみ」と、目じりを下げる。趣味は、散策と雑読。好きな言葉は『春風をもって人に接し、秋霜を踏んで自らを慎む』。人当たりの柔らかさと大らかな笑顔が印象的な御仁だ。

 

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