漫才コンビ「囲碁将棋」として、杉田劇場で初の地元凱旋ライブを行った 根建 太一さん 岡村出身 31歳
感謝の念を笑いの形で
○…所属する吉本興業の「あなたの街に住みます」プロジェクト神奈川県担当芸人として、政令市内の区を含む県内全58市町村区でのお笑いライブ開催に挑戦中。その一環として5月、生まれ育った磯子区で初の凱旋ライブを行った。「地元の方もたくさん来てくれて、自分的にはいいライブだったと思います。ただ、両親や親戚が1ヵ所に固まって座っていて、最初から最後まで1度もそっちの方は見られませんでしたけど」。苦笑いも、その表情には達成感が溢れている。
○…最初に人前でお笑いを披露したのは、東海大相模高校2年生のとき。新入生向け部活紹介オリエンテーションだった。「うちの高校は、最初から部活を決めている人が多いんです。その中で普通に紹介しても誰も聞いてくれないと思って、強豪囲碁将棋部という設定でコントのような紹介をやったんです。『1年生のうちはひたすら駒拾い』という感じで」。そのときの人を笑わせる感覚が忘れられず、大学卒業後、吉本興業の養成学校に入学。プロ芸人の道へと歩みだした。
○…岡村出身。活発な性格だった少年は大の野球好きで、朝から晩まで没頭した。プロ野球は巨人ファン。横浜スタジアムで巨人戦があると、必ず足を運んだという。中学は、野球の名門・東海大相模に進学。そのまま高校へと進んだが、周りの選手のレベルの高さに入部を断念。高校で知り合い、仲良くなった現在の相方・文田大介さんに誘われて囲碁将棋部に入部したことで、漫才コンビ「囲碁将棋」の歴史がスタートした。
○…現在は、川崎に住む芸人仲間の家に居候中。「家賃はお米で払ってます」と、いたずらっぽく笑う。昨年はお笑いの全国大会”ザ・マンザイ2011”で決勝進出を果たし、ライブをはじめ、テレビやラジオの出演など忙しい日々。趣味であるスーパー銭湯通いで、英気を養う。座右の銘は「ありがとう」。感謝の念を、笑いという形で返していく。
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