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保土ケ谷区版 公開:2012年10月2日 エリアトップへ

食育を中心に地域コミュニティの活性に取り組む栄養士 中庄 里梨さん 星川在住 35歳

公開:2012年10月2日

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”生きる力”育む地域へ

 ○…寺子屋の立ち上げ、食育指導、コミュニティカフェの1日オーナーなど、主婦業のかたわら地域活性のために忙しく動き回る。活動のジャンルは様々だが「全ては生きる力を育てられる地域を作りたいという思いからなんです」とコンセプトを説明する。

 ○…短大を卒業してから栄養士として保育園で働き始める。「食育」という言葉が今ほど有名ではなかった頃から、食を通じた教育に深く共感し、勤務先でも力を注いだ。子育てをしながら、フリーの栄養士として活動する現在は、保育園などで出張授業を開催。「魚が切り身のまま海で泳いでると思っている子が多くいる」という現状の中、料理人を呼んで子供たちの目の前で魚をさばいてもらうなど工夫を重ねている。

 ○…団地育ちで、幼少時代は世代を越えた交流を自然と行っていた。母になってから、それが恵まれた環境だったと気付いたという。「食育も多世代交流も、そんな言葉がなくても昔は当たり前にできていたものが欠けてきている」との想いから、地域活性に関わる区の講座などに参加。これを機に、子ども達と外遊びを行う「プレイパーク」のスタッフや、和田町のコミュニティカフェの1日オーナーなど、徐々に活動の幅を広げてきた。自身も3歳と7歳の2児の母。「食べ物への感謝は教えるようにしている」と話しつつも「好き嫌いもあるし、なかなか言うことは聞いてくれませんよ」と笑い、いち母親としての素顔をのぞかせた。 ○…横浜の中心に位置する保土ケ谷を発信地に、地域コミュニティの活性化に取り組む「よこはま市へそ区・生きるチカラプロジェクト」を自ら立ち上げたばかり。現在は子ども達の放課後の居場所を作ろうと、仲間とともに寺子屋立ち上げのための勉強会を開いている。「地域と人が元気になるお手伝いをしたい」。栄養士と母という2つの立場から、たっぷりの栄養と愛情で地域を育んでいく。
 

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