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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2025.11.27

月見台南部自治会の元会長で、帷子町周辺の夜間パトロールに参加している
飯野 聰さん
月見台在住 80歳

信じる力で地域動かす

 ○…帷子町の旧東海道沿いにある地域交流施設「帷子番所」の運営などに携わる住民有志が、ほぼ毎月第3土曜日に実施する夜間パトロール。その一員として長年、まちに落ちているごみを拾っている。「雑草が秋から冬にかけて増えるので、たばこの火が燃え移らないか心配。夜警の日に限らず、視界に入ったごみは拾い続けたい」と住民の安全を気遣う。

 ○…保土ケ谷小を卒業した地元っ子。退職後に月見台南部自治会の運営に携わり、会長を経て現在は顧問を務める。「昔に比べて地域行事が少なくなったが、そんな中でも子どもたちに楽しんでもらえる方法を模索している」といい、近隣の自治会町内会と共に開催する合同行事や帷子番所で行われる「こどももちつき大会」への参加を呼び掛ける。「子どもの頃は夏祭りなどの行事が楽しみの一つだった。今の子どもたちにもまちのつながりを大切にしてほしい」と思いを語る。

 ○…「信じれば通じる」がモットー。「周囲を信じることで、皆さんがついてきてくれるから」ときっぱり。会社員時代に営業、人事、経理などのさまざまな職種を経験。だからこそ、自治会運営では会計や広報など各担当者に敬意を表する。「皆さんのおかげでまちが成り立っている。お互いを尊敬し合う関係性を保ちたい」

 ○…趣味は散歩と読書。自宅から県立保土ケ谷公園に向かうコースがお気に入り。「昔は岩崎中学校から桜丘高校までの道中に梨園があった。街並みは変わったけど、保土ケ谷公園の桜や紅葉は相変わらずきれい」とにっこり。帷子番所には地元の歴史に関する本や資料が並ぶ。「(旧東海道の)保土ケ谷宿について勉強し、地元への興味・関心がより一層強まった」と郷土愛を見せる。

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