鶴見区版 掲載号:2017年9月10日号

人と情報つなぐ場に 社会

変わりゆく図書館横浜商科大学・ファン・タイ・ゴック・ツー

目録カードの棚を再利用したディスプレイ(商大)
目録カードの棚を再利用したディスプレイ(商大)
 現在の鶴見図書館が出来たのが、1980年。それまでは、地域や家庭で本の貸し出しを行う「文庫」が住民の読書活動を支えていました。

 鶴見図書館の蔵書は約11万冊。外国の方が多く住んでいるため、外国語資料が多いことも特徴。5カ国語の資料を扱っている他、近隣の施設の案内や多言語によるパンフレット等も置かれています。

 イベントも定期的に開催されており、赤ちゃん向けの読み聞かせが特に人気だといいます。また、最近ではボランティアグループによる大人向けの朗読会や高齢者向けの読み聞かせが注目されてきています。

鶴見区内の大学図書館

 横浜商科大学図書館は、ビジネスなど実学系の本を中心に、約21万冊を所蔵。国内外の社史を集めた松本記念文庫のコレクションが特徴で、満州鉄道の社史など、貴重なものも数多くあります。2006年からは年に1度イベントを開催。コンサートや講演会など、その内容は様々。

 一方、鶴見大学図書館は、朝日新聞社の大学図書館ランキングで毎年10位以内にランクイン。文学から絵本、英語読本、美術・工芸、医療関連まで幅広く約82万冊を所蔵。貴重書を多く集めているのも特徴。年に3回ほど展示が行われています。

 いずれの大学図書館でも、鶴見区在住・在勤・在学の方であれば、閲覧とコピーが可能。どちらも身分証を提示し利用手続きが必要です。入館できない時期もあるので、HP等で確認するのがお勧めです。

 また、昨年度よりこれら3館を巡る「大人のための図書館ツアー」も開催されています。大学図書館には、公立図書館には無い専門的な資料が沢山揃っています。目的に合わせて利用してみてはいかがでしょうか。

これからの図書館

 インターネットでは大量に情報をすばやく入手できますが、信頼性を判断するのは難しいもの。「その力を養うために紙の本がある。図書館の役割はネットでは得ることが出来ない情報や

価値を提供する場であること」と鶴見図書館長の若林和彦さんは言います。地域の情報拠点として、人と人、情報と人を結びつける役割も担うことを期待されています。今まで以上に、図書館員だけではできないことを他の団体と連携しながら活動していく事が必要になってきます。

鶴見図書館では若林館長たちに取材
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学生による企画展示(鶴大)
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