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座間

公開日:2013.02.15

春告げる黄色の便り
高島さん宅で福寿草が開花

  • 「年々少しずつ成長して、大きくなるんです」と高島さん

  • 冬の日光を受けようと大きく開いた(2月11日撮影)

 相武台の高島弘さん宅の庭で、福寿草が小さな花を咲かせた。庭の一角には11本の福寿草が顔を覗かせ、春の訪れを告げていた。



 高島さんが福寿草を育て始めたのは今から約15年前。店頭で見かけた小ぶりで愛らしい花が一目で気に入り、購入して栽培を始めたという。



 福寿草はキンポウゲ科の植物で、旧暦の正月頃に花を咲かせることから「元日草」や「朔日(ついたち)草」と呼ばれる。日光や気温に非常に敏感で、わずか数分間日陰に入るだけでも花がしぼむこともあるという。3月下旬頃になると枯れ始めるが、翌年の春になると残った根から芽が出て再び花を咲かせる多年草。



 今年は例年に比べ、数日早い立春の日に開花。花の数も多いという。高島さんは「積雪があっても、雪の下から忘れずにひょっこりと顔を出す。そんなところが健気で愛らしい。写真に収めながら毎年成長を楽しみにしています」と顔をほころばせていた。 

 

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