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公開日:2013.02.01
秦野市伊勢原市環境衛生組合
クリーンセンター稼働
売電で年間1億円の収入を見込む
伊勢原市・秦野市の家庭ごみを焼却処理する「はだのクリーンセンター」(秦野市曽屋)が1月31日から本格稼動する。センターは焼却の蒸気を利用した発電機を備え、一般家庭約5000世帯分の発電能力を有する。発電した電気はセンターで利用し、余剰電力は売電される。ごみの処理能力は200t/1日。
伊勢原市・秦野市の家庭ごみを1976年から焼却処理してきた伊勢原清掃工場(伊勢原市三ノ宮)の老朽化に伴い、2010年から建設が進んでいたはだのクリーンセンター。昨年10月に火入れ式が行われ、調整運転が続けられていた。
同センターは敷地面積3・5ヘクタール、地上6階・地下2階の鉄筋コンクリート造で100t炉2基を備える。建設費は94億655万円。運営は秦野市伊勢原市環境衛生組合。
同施設は、県内初となる交付金対象の「高効率ごみ発電施設」。焼却時の蒸気でタービンを回して発電。最大発電出力は3820kwで一般家庭約5000世帯分となる。これは県内19の発電能力を持つ施設の中で10番目の発電量だが、ごみ1tあたりの発電能力では3番目となる。組合によれば、発電によりセンターで利用が想定されている電気料金、年間約8200万円分を賄うことができるほか、余剰電力を売電することにより年間約1億円の収入を見込めるという。
また伊勢原清掃工場に比べて倍以上となる大容量ごみピットを完備し、ごみの均質化を図るほか、250ガル(震度5強〜6弱)以上の揺れで自動緊急停止するなど安全・安心・安定面に配慮。近隣の山に住む動物のパネルを展示する環境学習広場も設置される。
現在は伊勢原清掃工場の90t炉と併用しているが、今後、両市の計画通りにゴミ減量化が進めば2018年頃にはセンターだけでの処理も見込んでいる。
1月29日起稿
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