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綾瀬版 公開:2012年5月25日 エリアトップへ

コミュニティビジネスの拠点「花いちもんめ」の代表を務める 野村 耕司さん 綾西在住 69歳

公開:2012年5月25日

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「賑わい」みんなで取り戻す

 ○…並木道を若葉が彩る5月、綾西バザールの一角に綾瀬初のコミュニティビジネスの拠点「花いちもんめ」がオープンした。新興住宅地として開発されたのは40年ほど前。地域住民の高齢化が進み、商店街にはシャッターが増える中で「地域活性が必要」と、仲間たちで立ち上がった。地域住民の、地域住民による、地域住民のための店。人の輪をつなぎ、活性化を図る。

 〇…先に家を建てていた兄の勧めで、この街にやってきた。「ホタルやメダカがいて、のどかで良い所だと思いました」穏やかに当時の綾西を振り返る。「カタい仕事」をしていた社会人時代は帰宅時間は深夜になることが殆どで、単身赴任も多かった。綾瀬で時間を過ごすようになったのは定年後から。以前から好きだったカメラを市の生涯学習講座で習い、そのメンバーでサークルを立ち上げた。「綾瀬フォトクラブ」は設立20年。現在も14人が活動している。「定年後の『地域デビュー』も得意・不得意がある。ここでデビューのきっかけを作れたら」

 〇…仲間や地域のコミュニティを大切に思う根源には「平和」への想いがある。生まれ育ちは横須賀。幼少期はまだ戦後間もない頃で、アメリカの占領軍と隣り合わせの日々だった。「米軍兵や『パンパン』と呼ばれる娼婦がいて、幼いながらに略奪や侮蔑を感じて育った」。平和を願っている。生きる世であってほしい。過去を振り返ると、切ない表情を浮かべた。

 〇…ボランティアの増強や家にこもりがちの人に来てもらう事、経営をキープする事など課題は多々あるが、今は地域が住み良くなろうと自立し、活性化できるビッグチャンス。「時間はかかると思うけれど、みんなの欲を聞き出して、一緒に拡大して、賑やかにできれば」と、夢が膨らむ。新聞を読みに来るでも、物販を見に来るでも、話をしに来るでもいい。地域の力で、地域が良くなると信じてこれからの舵を取る。
 

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