12月4日に行われた「第11回湘南国際マラソン」のフルマラソン一般の部女子で市内在住の船津麻里さん(44歳)が2時間50分50秒のタイムで2年連続の優勝を果たした。
一昨年のハーフ、昨年のフルに続き、今年もトップでゴールテープを切った。「もちろん優勝は狙っていました。プレッシャーもあったが、『よし、頑張ったな』という気持ち」と、2位の選手を8分近く引き離す会心の走りを振り返った。
1Km4分のペースで「途切れない沿道の歓声に応えながら楽しく走れた」という船津さん。しかし、昨年の大会で優勝後、小田原代表に初選出された2月の神奈川駅伝で足と腰を故障。以降、月400Kmの練習を継続したが不振に悩まされ、「どこをどうしていいのかわからなかった」と、走ることが嫌になった時期もあったという。
そんな時に支えになったのが所属する小田原ナイトランナーズの仲間の励ましだった。「気持ちが乗らずに練習で走る本数を減らしたが、仲間の激励に助けられた」と秋口から調子を取り戻すと、直前の丹沢湖マラソンで優勝。掴んだ手応えを力に変えた。
東京マラソンに初挑戦
昨大会で記録した自己ベストを2分上回るタイムでの優勝に喜びの表情を浮かべるが、「本当は2時間50分を切りたかった」と悔しさもにじませる。
だが、10月のトライアルレースで自ら出場権を勝ち取った来年2月の東京マラソンをリベンジの舞台にする。「招待選手も多く出場する中で、どこまで自分の走りができるか楽しみ」とさらに勢いを加速させるつもりだ。
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